中国出張と旅行を計画している方にとって、最も気になるのが現地でのデータ通信(インターネット接続)ではないでしょうか。中国では、LINEやGoogle、YouTubeなどの主要なSNSやサービスが利用制限されています。しかし、適切なeSIMを選択することで、日本と変わらないデータ通信を利用することができます。
今まで、何度か中国向けのWi-Fiやデータ通信の方法をまとめてきましたが、今回はeSIMに限定し、2025年版としてまとめてみました。
データ通信のみになるので、通話も必要でしたらeSIMではなく通常のSIMカードをamazonなどで購入してください。
中国の通信制限について
中国本土では、いわゆる「グレートファイアウォール(金盾)」と呼ばれるインターネット規制が実施されています。これにより、以下のようなサービスが制限されています:
Google関連サービス(検索、マップ、Gmail等)
YouTube
LINE
Instagram
Facebook
Twitter(X)
ただし、下記で紹介するeSIMを使用することで、中国本土でもこれらのサービスにアクセスすることが可能になります。
おすすめeSIMサービス紹介
中国でGoogleやLINEも利用できるおすすめeSIM
・中国聯通eSIM
価格:amazonで1,900円(2025年2月現在)
(30日間/15GBデータ通信)
特徴:
・中国本土31省とマカオで利用可能
・安定した通信速度
注意点:
・香港・台湾では利用不可
・データ通信専用
・ToRa eSIM
価格:amazonで1,650円~(2025年2月現在)
(3日間/データ無制限~)
特徴:
・中国本土で利用可能
・購入時は3日,5日,7日,10日間の選択可能
・中国ネット規制対象外 中国でもGoogle、LINE、YouTubeなどVPNなしで利用可能
・LINEサポートもあり。
注意点:
・データ通信専用、通話不可
eSIMスクエア(設定簡単、サポート充実)
通信老舗テレコムスクエアが運営する「eSIMスクエア」です
価格:1.380円~(2025年2月現在)
(7日間/1GBデータ通信)
特徴:
・QRコードを読み込みで簡単設定
・中国本土で利用可能
・リチャージ可能
・日本企業で24時間チャットサポート
・設定など自信のない方向け
注意点:
・データ通信専用
携帯キャリアのローミングサービス
特にahamoと楽天モバイルユーザーは、追加のeSIM購入なしで中国でのデータ通信が可能です。
特徴:
・追加料金が比較的リーズナブル
・既存の契約を活用できる
・手続きが簡単
注意点:
・楽天モバイル:2GB/月まで
・ahamo: 30GB内の利用が可能。ただし、連続利用できるのは15日間。15日間経過後の日本時間0時以降は、通信速度が128kbに制限される。
Airalo(エアラロ)
Airaloの特徴:無料お試し期間あり(3日間500MBまで)
特徴:
・専用アプリで簡単設定
・紹介コード「IOHIPR5043」使用で3.00USD分のクレジット付与
・中国以外の国でも下記無料お試しが可能
・中国
・日本
・ギリシャ
・ポルトガル
・スペイン
・トルコ
・イギリス
・アメリカ
上記以外には、Firstyという会社のeSIMは、60秒の広告視聴で60分の無料データ通信が一定時間利用可能です。スマホにアプリをインストール後にeSIM設定し、データローミングをONにします。無料プランの通信速度は遅いですので予備の予備という感じでいいかと思います。
私の設定は?
中国出張時は、出張専用のスマホを用意しています。現在は、中古で買ったiPhone 13 miniを持っていき、下記のeSIMを準備していきます。
日本国内用
私は、Yモバイルを利用しています。メインスマホからSIMカード抜いて、出張に持っていくスマホに挿して設定していきます。(帰国後に国内通話やLINEを使うため)
中国本土用
中国でのメインは上で紹介した「中国聯通eSIM」またはデータ通信料無制限の「ToRa eSIM」などを購入し設定していきます。基本的には複数の通信手段を用意していきますので、「eSIMスクエア」も利用しています。eSIMは、どこも設定方法がほぼ同じで現地到着後にローミングをONにすればデータ通信ができるようになります。
予備でAiraloのアプリでeSIMを使えるように設定しています。また、予備の予備でFirstyも使えるようにしています。
上記方法でしたらLINE, Google関連のサービスも中国で問題なく利用できています。
現地の方々と待ち合わせするときはWeChatを使っています。中国の観光で現地電話番号が必要なら通話付きのSIMカードを準備しましょう。事前にamazonなどでも購入できます。
まとめとして、中国に限らず、海外旅行や出張時は複数の通信手段を確保されることをおすすめします。
あとは、スマホも普段使っているものではなく、盗難等リスク回避のため、海外用として1台用意された方がいいと思います。
以上になります!