海外出張や海外旅行のときには、クレジットカードを持っていかれる方も多いでしょう。
私の会社の場合は、銀行との付き合いで法人向けのゴールドカードを作り、海外出張へ行くときに渡されます。 ゴールドカードなので、経費で落とせるホテルの宿泊料金やレストランなどで利用しています。
ただ、クレジットカード1枚では不安なので、自分のクレジットカードも持参しています。 海外の場合、カード決済時にエラーで使えない場合がよくあります。
そのため、会社から渡されるカード以外に最低でも1枚は予備として自分のクレジットカードを持っていきます。 クレジットカードの選び方については、個人のライフスタイルにより変わると思いますが、まずは、海外でも使えるクレジットカードを紹介します。
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯されるクレジットカード
海外出張または海外旅行へ行く場合、海外旅行保険に入る方も多いと思います。クレジットカードにも海外旅行保険が付帯しているものが多いですが、年会費無料で海外旅行保険が付帯しているクレジットカードのほとんどが航空運賃やホテル代をカードで決済する利用付帯のタイプが多いです。
以下のクレジットカードは、年会費無料で海外旅行保険が自動付帯(海外へ行けば旅行保険が適応)されますので、つくっておいて損がないクレジットカードです。
エポスカード(EPOS CARD)
マルイ系のクレジットカードです。飲食店、カラオケ店など提携店、amazonなどネットショッピングではポイントが貯めやすくなっています。 海外旅行保険の補償内容を中心にまとめると
海外旅行保険の対象者 | 本人のみ |
---|---|
補償期間 | 90日間 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害 | (免責3,000円)20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
*緊急デスクが24時間日本語でサポート(旅行前に連絡先をメモしておきましょう)
*携行品損害は、1個・1組・1対あたり10万円が限度額になります。
*傷害死亡と後遺障害保険金について、保険金額は合算されず、最高保険金額が限度となり、各カードに付帯する保険金額に応じて按分されます。
*それ以外の保険金については、保険金額は合算され、各カードに付帯する保険金額に応じて按分されます。ただし、支払い保険金は損害額が上限となります。
楽天カード
年会費無料で海外旅行保険が航空券等をカード決済して付帯されるおすすめのクレジットカードは、やはり楽天カードです。
ポイントの貯めやすさ、使いやすさを考えると楽天カードがおすすめです。私は家計費用で使っていますので毎月ポイントが貯まります。
貯まったポイントで旅行用品や普段食べられない食品を取り寄せたりしています。海外旅行保険は利用付帯(旅行費用などを楽天カード決算)ですが、年会費無料のカードにしては保険内容は充実しています。
海外旅行保険の対象者 | 本人のみ |
---|---|
補償期間 | 90日間 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 200万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 200万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害 | (免責3,000円)20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
*楽天カード海外旅行保険は利用付帯になりますので航空運賃や旅行費用などをこの楽天カードで決済する必要があります。
海外旅行で使えるクレジットカードの選び方
クレジットカードの選び方については、個人のライフスタイルや目的により変わりますが、海外旅行や海外出張時用のクレジットカードをこれから作りたいという方のためにまとめてみました。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険を利用したい場合
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険については、利用付帯と自動付帯があります。お持ちのカードに海外旅行保険が付帯している場合は保証内容を確認しておきましょう。
ポイント
・利用付帯は、海外旅行の旅費などの支払いを持っていくクレジットカードで支払うことで保険が使える。
・自動付帯は、海外へ行けば自動的に保険が付帯されます。
また、もし海外でトラブルが生じたときは、死亡、後遺障害を除き合算ができるので、年会費無料のカードでもけがや病気の治療費や携行品の保証が付帯しているクレジットカードがおすすめです。
ちなみに死亡や後遺障害保証については保証額が一番高い保険が適応されます。 クレジットカードに付帯している海外旅行保険の注意点としては、
注意ポイント
・保証期間が90日がほとんど・病気での死亡は保険対象外
・カードによりけがや病気の保険金額が低い場合がある。
海外滞在時にクレジットカードの保険の利用も考えている場合は、けがや病気の治療費や携行品の保証があるクレジットカードがおすすめです。
海外での治療費などは高額ですので、渡航する地域の治安、衛生面の問題がある場合は、やはり出発前に海外旅行保険は入っておきましょう。特に年会費無料のクレジットカードのみお持ちの場合は海外旅行保険に加入はしておきましょう。
ゴールドカードなどをお持ちの方は、海外旅行保険の補償内容も充実してきますので、補償金額により海外旅行保険に申し込むかどうか検討しましょう。
海外でクレジットカードを使う場合の注意点
海外出張や海外旅行の時に、買い物やホテル代などをクレジットカードで支払う方も多いと思います。このページでは、海外で安全にクレジットカードを使う方法についてまとめてみました。
海外出張の出発前に準備しておくことは?
注意ポイント
1. クレジットカードは、2枚程度持っていくとよいでしょう。私の経験では、ホテル代を支払い時にエラーで使えないことが何度かありました。記憶ではスペインと中国で。クレジットカードのブランドは、VISAとMASTERがおすすめ。主要観光地ならJCBも問題なく利用できます。
2. 携帯電話料金や光熱費などメインで使っているクレジットカードは、盗難や紛失した場合、カード変更手続きが面倒なので、あまり使っていないクレジットカードで限度額が少ないものがおすすめです。
3. クレジットカードに抵抗がある、審査が心配という方は、上で紹介したマネパカードなど海外で使えるプリペイドカードもおすすめです。
現地でクレジットカードを使用する場合
注意ポイント
4. クレジットかードを作る場合や海外使用の場合、限度額を下げたりキャッシングできないように手続きをしましょう。また、不正利用に対しての補償があるかどうかも確認しましょう。面倒ならチャージした分のみ利用できるマネパカードがおすすめです。
5. 紛失、盗難された場合、すぐに利用停止してもらうために緊急連絡先やカード番号のメモを控えておきましょう。
6. 海外でクレジットカード決済をする場合は、怪しいお店、レストランは過剰請求される可能性があるのでそういうところでのクレジットカード決済は避け、現金で支払いましょう。
7. 海外で盗難に遭った場合は、クレジットカード会社に利用停止の連絡と現地警察で盗難証明書を発行してもらいましょう。
旅行出発前に警察署の場所もGoogleマップなどで確認しておくことも大切です。また、パスポートも失くした場合は、日本領事館へ行かなければならないので、領事館の場所も確認しておきましょう。